水道屋コラム 蛇口水漏れ その3

水道屋コラム 蛇口水漏れ その3
④浴室蛇口
浴槽に貯めるものと、シャワー、または両方を兼用しているものがあります。
壁付とデッキタイプがあり、ハンドル式やレバー式もあり基本的な構造は前述したものと同様ですので、温度調節付きの水栓の構造について説明します。
一つには温度調節のハンドルを回し、単純に水、湯の穴の開き具合によって水温を調整するものです。比較的構造はシンプルですが、他の蛇口の使用やその日、時間によっては一定温度を保つのが難しいという欠点があります。
そこで最近の水栓ではサーモスタッド式という、水栓本体内部の形状記憶合金で温度を感知し任意の温度に常に調整をするタイプのものが主流になっています。
TOTO社製のもので、蛇口本体が湯で熱くなり火傷を防ぐ為に、蛇口本体全体を水で冷やす仕組みのものや、他社でもですが湯側のクランク部分にカバーが付いている物等があります。
主なトラブルは前述の他にハンドルや内部の専用部品の破損でのポタポタ水漏れ、サーモスタッド部品の破損により温度調節が出来ない、シャワーホースの破損やヘッドや吐水口の目詰まり、クランク部分の水漏れ等が挙げられます。

水道屋コラム 蛇口水漏れ その3
⑤洗面蛇口
これも従来からのツーホールデッキタイプから、デザイン性に優れたワンホールタイプ、洗髪シャワー付きのタイプがあります。サーモスタッドタイプのものもありますが、洗面で使用する際にはそこまでシビアな温調は求められない為、高価なこのタイプはあまり採用されていません。
水洗自体の構造、トラブルは台所、浴室蛇口と同様と言えますが、修理方法としては台所、浴室と違い、部分補修や部品交換、水栓本体の交換の他に、比較的容易に洗面台自体の交換も行える事でしょうか。作業自体も2時間程度でそこまで高額とまでいかず交換が出来ます。

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