水道屋コラム トイレトラブル その3

水道屋コラム トイレトラブル その3
⑤便座
普通便座・・・長期間使用していると便器に固定しているナットが緩み、座った際ぐらつく。また勢いよく座ることで便座自体が割れたりする。フタが外れる、割れる等。
暖房便座・・・ヒーターの温度調整が上手くいかない・・熱くならない、熱すぎる等。非常に危険ですのでお気付きの際は早めの交換、修理を。
ウォシュレット(シャワートイレ、洗浄便座)・・・水が出なかったり水勢が弱い、調整が効かない。水量調整が効かない。裏側から水が漏れてくる。洗浄ノズルが出てこない。異音がする。ランプが点滅している。ガタツキや内部からの液漏れ。リモコンが効かない(電池切れのケースが多いです)。
これらは外側から見られる範囲でのパッキン劣化やフィルターの目詰まりに起因しているものでしたら、その場で比較的容易に修理可能な場合が多いですが、電気系統のトラブルや内部からの水漏れは特に要注意です。7、8年以上使用しているものであれば延命治療である部分修理ではなく交換をお勧め致します。これはメーカーの見解であり、水と電気は非常に相性が悪く、最悪の場合、感電や漏電火災の危険性があります。

⑥その他
止水栓は普段開けたり締めたりする事がほとんどない為、長年触っていないとハンドル部分(マイナスドライバーで開閉タイプも)が固着してしまい、無理に回すと水漏れが起きます。最悪の場合は奥のニップルと言う配管が折れる事もあります。
いろいろな要因に起因しますが、床や壁が湿気をおび、または水を吸い、床鳴り、きしみ、クロスや壁紙の剥がれやカビの発生も挙げられます。
タンクのフタを開け、手洗い管への接続が上手く出来ないまま水を流して、噴水状態や床にジャージャー水が漏れてパニックになった、なんて事もあります。

この様に一口にトイレのトラブルと言っても非常に多岐に渡ります。
大した事ないだろうと安易に考え、適当に修理したりするとかえって高額な修理が必要になる事もあります。また異常に気付いても使えているから、ついそのうちにと放置してしまって2次被害になる事も、トイレの場合は非常に危険性を秘めているとも言えます。
何かおかしいと感じたらお気軽に、お早めに専門家にご相談下さい。

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