水道屋コラム 蛇口トラブル その1

水道屋コラム 蛇口トラブル その1
水道屋コラム 蛇口トラブル その1
蛇口=水栓とも言いますが、単純に水、もしくはお湯を出したり止めたりする単水栓から、湯水両方が一つの水栓になっている混合水栓、また台所、浴室、洗面、洗濯等の用途に合わせたそれぞれの専用水栓があります。
その多種多様な各水栓の特徴と主な水漏れ(トラブル)事例を見ていきましょう。

①単式水栓
仕組み:ハンドルを時計回りに回すと水栓内部のスピンドルと呼ばれるネジ状の金属部品が下がりその先についているコマパッキンで、弁座という穴を塞いで水を止め、反時計回りに回せばスピンドルが上がり穴が開いて水を出すという仕組みです。
主なトラブル:水道水に含まれる塩素の影響で、ゴムで出来ているコマパッキンが劣化(溶ける、硬化する等)し穴を塞ぎきれず、吐水口からポタポタ水漏れを起こします。弁座が摩耗し同様の水漏れを起こす事もあります。
またきつく締めれば止まるからといってそのまま使用し続けると、スピンドレが削れゆくゆくはハンドルが空回りしてジャージャー水漏れを起こすこともあります。
ハンドル下のナットの緩みや三角形のパッキンの劣化での水漏れもあります。自在水栓という吐水口のあるスパウトが動くタイプの水栓でも同様の水漏れがあります。

②ツーバルブ混合水栓
仕組みは単式水栓が二つくっついた構造で、水側、湯側の二つのハンドルの開け閉め量を調整する事で温度の調整も出来ます。2、30年程前までは台所や浴室、洗面の主要な蛇口でした。
主なトラブルも単水栓同様です。
単水栓の追記としてもですが、プラスチック製のハンドルをきつく締めすぎると、スピンドルとの接続箇所のギザギザが削れてくるくる空回りする事もあります。

Follow me!