水道屋のコラム 緊急時の対処法 その2
水道屋のコラム 緊急時の対処法 その2 トイレがつまったら②
トイレがつまったら①の様にしてみても、トイレのすぐ外のマスでつまりが見られなかった際は便器内のつまりを疑いましょう。
また屋外のマスが見つからない場合にもですが、便器に溜った水等が引いた後、ある程度時間を空けてからゆっくり水を流してみて、直ぐに水が溜まってくれば便器内の可能性が高いです。
数回流しているうちにだんだんと水が貯まる様な場合は、つまり箇所が遠いとみられ、床下や屋外の排水の可能性が高いと言えるでしょう。
この際気を付けて頂きたいのが、便器内に水が溜まった状態で流すと便器の外に溢れてきます。古い便器によっては、大量の水を使用している為、この可能性が高くなりますのでご注意下さい。
便器内のつまりの可能性が高い場合の対処法としては、まず余裕があれば時間をかけて待ってみることです。
少々のトイレットペーパーが原因のつまりであれば、水を含んで溶けて流れる様になることもあります。
他にはラバーカップ等があれば一番手っ取り早いです。
ホームセンター等で簡単に購入できますので、頻繁につまる場合(一度水道に見て貰って、原因が物落ちや設備的な要因ではない場合)には一つ用意しておくのが良いでしょう。
モノによっては形が合わず、うまく圧力がかからない場合もありますし、要領を得るまで慣れも必要ですが、押すだけではなく、密着させて押し引きを繰り返すのがコツです。
勢いよく押すと汚水が飛び散りますので、引く際に圧を感じながら力を籠める要領です。
いずれにせよ、便器回り、床や壁の新聞紙等で養生をしておいた方が良いでしょう。
その③へ続く~