水道屋のコラム 緊急時の対処法その5
水道屋のコラム 緊急時の対処法その5 蛇口の水が止まらない②



それでは各蛇口ごとにご説明します。
まずは台所の蛇口の場合。
基本的には蛇口本体や、蛇口の周辺に止水機能や止水栓がついていることが多いです。
壁付水栓の古いツーバルブ式や、ふるいアパートのツーホールのデッキ式にはついていない場合もあります。
壁付(壁に蛇口がくっついている)のシングルレバー式の蛇口では、壁と本体を繋ぐクランクという部分がありますが、その先端?がマイナスドライバーで回せる構造になっており、時計回りに回すと閉まり止水できます。湯と水で2つ付いています。
ワンホール式といって流しのシンク横に立ち上がっているタイプでは、シンク下の収納を開ける、またはシステムキッチンで引き出しを引き出すと中に止水栓という蛇口に形状をしたものがあります。上記と同様、湯水2つ付いています。
蛇口の様にハンドルになっているものや、マイナスドライバーで回すタイプのもの、最近では一見ハンドルには見えない白いプラスチックのフタの様に見えるものもあります。
止め方は同様です。
古いアパートで多いツーホールのデッキ式(シンクの奥正面、一段上がった台の上の横長の蛇口)の場合は収納を開けてさらにその奥の板に点検口があり、そこを開けると止水栓がついていることもあります。
これらの止水機能や止水栓が見当たらない場合や、止水栓が古くて固着してしまい回らない場合はあきらめて水道メーターのバルブで止めましょう。
無理に回すとそこから水漏れを起こしますのでお気を付け下さい。