水道屋のコラム 水道水のお話 その1

今回は水道水についてお話します。

現在の日本では、特別な僻地等を除いてどの地域においても蛇口を開ければ安心で安全な水が容易に出てきます。

これは世界を見てもこれだけ高水準の水が常にどこでも出るという国はまれだそうです。

ではそもそもこの安心安全な水はどうやって各家庭に供給されるのでしょう?

そもそも水道巣はは雨水ですね。

山に降った水が湧き水となって川になります。

その川(ダム)からくみ取った水を上水上で消毒して各所に供給する、と簡単に言ってしまえばこういう事です。

以下では上水道・浄水場についてお話していきます。

上水道 水道事業のうち簡易水道を除いた給水人口が5,000人を越えるものを、上水道(事業)ということがあるが、厳密には水道法で定義された概念ではない。

活性炭処理

浄水場に送られてきた原水に臭いなどの異常があるときに、活性炭処理を行います。

活性炭は、木炭・石炭などを高温で蒸焼きにして作った、表面に無数の小さな穴を持った”すみ”です。この表面に異臭味・農薬・化学物質を吸着させ、これらを除去します。

各施設の写真と説明はこちら(活性炭・凝集・沈でん処理施設)

•凝集・沈でん処理

原水には細かい砂や土などいろいろな濁質(にごり)が混ざっています。これらの粒子を、薬品を用いて凝集し大きなかたまり(フロック)に成長させ、沈でんさせることで分離します。

各施設の写真と説明はこちら(活性炭・凝集・沈でん処理施設)

•ろ過 沈殿で取り除ききれなかったフロックなどを砂や砂利の層を通しろ過します。

各施設の写真と説明はこちら(ろ過・消毒・送水施設)

•消毒 飲み水は、衛生的で安全であることが重要です。そのため常に確実に消毒されたものにするため塩素で消毒します。

•送水 出来上がった水道水は、一旦浄水場内に貯えられ、送水ポンプで市や町の配水池に送られます。そこから、各家庭へ届けられます。

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